【漆喰】無添加住宅の施工時にも活用!カビに強くメンテナンスも簡単

【漆喰】無添加住宅の施工時にも活用!カビに強くメンテナンスも簡単

漆喰ならウイルスを不活化?最新情報

ウェッジホームで使用している「漆喰(しっくい)」は以前から『ウイルスの不活化』を実現できる健康的な建材として知られていました。
ホームセンターなどで市販されている漆喰と違い、化学物質が含有されていないため、安全性も高く、健康的な室内の空気づくりにもクリーンな効果を発揮します。

『無添加住宅オリジナル漆喰』のメーカー「無添加住宅」のサイトでも漆喰の有用性の高さがわかる資料が掲載されています。

⇒無添加住宅「漆喰のウイルス不活化効果」

無添加住宅オリジナル漆喰が動画でわかりやすく

【無添加漆喰の壁】最大のメリットとは:無垢と漆喰の小屋

こちらのYouTube動画では「無垢と漆喰の小屋」からわかる『無添加住宅オリジナル漆喰』のメリットをわかりやすく解説。小屋に限らず注文住宅の建材を検討中の方必見の内容になっておりますのでぜひチェックしてみてください。

5000年以上の歴史を持つ100%無添加な素材・漆喰

  漆喰(しっくい)は日本古来より使用され続けている建築材料です。
お城や土蔵にも使われており、現在でも大変人気のある内装材、外装材のひとつです。
耐久性・耐火性が高いことはもちろん、シックハウス症候群などの住宅問題が話題になってからは『ホルムアルデヒド(有害物質)』を吸着する効果にも関心が高まり注目を集めております。
漆喰は”呼吸”しており、ジメジメした梅雨には湿気を吸い取り、乾燥した冬には湿気を出してくれる働きがあるので一年中快適空間が続きます。 

オリジナル無添加漆喰とは?

≪オリジナル無添加しっくいの成分≫
・高知県産の「石灰石」
(大昔の珊瑚や貝が堆積し固まった石)
・麻スサ(麻の繊維くず)
・ふのり
・ぎんなん草(海藻の糊)
  良質で白度の高い高地産の石灰岩を使用しています。化学物質は一切使用せず、耐久性・安全性・意匠性も抜群な漆喰です。また施工性においては、お施主様やお子様でも簡単に施工できる漆喰です。 

  ホームセンターなどで売られている漆喰のほとんどには、割れ防止として下地処理剤に化学物質が入っています。
漆喰を使用すれば自然素材だと思われる方がいらっしゃると思いますが、使用する成分によって大きくかわることがありますので要注意です。
弊社が使用している無添加オリジナル漆喰は、化学物質を一切使用していない100%自然素材です。 

  人工化学物質などの添加物を一切使用せず、すべて自然界にある材料を使用している漆喰です。
では漆喰の壁はどのように形成されているのか?漆喰の壁は、石灰石と同じです。
石灰石や貝殻を窯で焼くと『生石灰(炭酸カルシウム)』になり、これに水を加えると発熱し膨張して『消石灰(水酸化カルシウム)』に変化します。
この消石灰にぎんなん草などを加えたものが漆喰です。漆喰に水を加えて壁に塗ると、乾燥して空気中の二酸化炭素を吸収し、100年以上固まり続けます。
建材としては風化の逆になりますので、もろくはならず、より石に近づいていこうとする性質があるので年々頑丈になっていくという事です。

無添加オリジナル漆喰ポイント

漆喰は燃えません

漆喰は火に強いことから数千年前のお城や蔵に塗られていました。
実験動画にもございますが漆喰にバーナーを20分間燃焼させた実験でも、赤くなったり黒くなったりはしますが全く燃えません。
石灰岩(カルシウム)って燃えませんよね。コゲて煙が出たとしても、無機質ですから有毒ガスはでないので安全です。 

室内の結露の発生を抑えることができる漆喰は多孔質の素材のため、優れた吸湿、放湿性能を持っています。
空間の湿度を適度に調節することで結露を防止し、建物の耐久性を維持します。
また、湿度の高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には湿度を放出し居心地の良い室内環境をつくります。 

漆喰はカビ・ダニに強い-カビ性能-

漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。
主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖をカビの発生を防止します。
近年、鳥インフルエンザの際に、殺菌のためにまかれたものも漆喰と同じ石灰であり、実験により無添加オリジナル漆喰も「インフルエンザウィルスの感染力を99.9%低減することがわかっております。 

食べられるくらい安全な漆喰-安全性-

弊社で使用している漆喰は化学接着剤を一切使用せず、それ自身が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして固まりますので、シックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を放出することはありません。
また、固まった漆喰の成分は炭酸カルシウムなので人にとって最も親和性のある、食べられるくらい安全な物質と言えます。

漆喰の美しさはまさに経年美化-意匠性-

漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜めない安定した物質といわれます。
そのため、ほこり等が付きにくいので、汚れにくく、その白さを長期間に保つことができます。
10年経ってもこの凹凸にほとんどホコリが溜まらないのです。そして、ビニールクロスでは絶対に得ることの出来ない、表現力豊かで愛着があり、より明るく白く、自然の生きた素材によって実現させているのです。

漆喰の壁は汚れたり傷んできても補修は簡単-いつまでも美しい-

漆喰についたちょっとした汚れは消しゴムで消したり、サンドペーパーで表面を削り取り消えます。
実際に削るの数ミリですのでほとんど、漆喰には影響しません。
また、全体的に汚れた場合(キッチンの油汚れや、タバコなど)は、補修用漆喰を水で溶かし、ハケやローラーで塗ってしまいますこれが乾くとまた石灰石に変化し、ほとんど永遠に美しさを保つことができます。
また、この作業は職人さんでなくてもお客様ご自身でできますので費用はほとんどかからずできるのも漆喰の魅力です。 

無添加漆喰でインフルエンザウイルスの感染力低減!

以前、鳥インフルエンザの報道で、石灰を撒いてるのを見て、漆喰(主成分は消石灰)でも効果があるのではというのきっかけで無添加住宅の“しっくい”が、インフルエンザウイルスの感染力を低減させる作用がある事がNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会の検査でわかっております。
検査開始直後からウイルスは急激に不活化しはじめ回収できたウイルスは0.033%未満で、感染価は99.967%低減しました。
検査開始15分後では更に顕著で回収できたウイルスは0.000588%未満で感染価は99.999%の低減となりました。
検査の結果では、“しっくい”の解毒作用でウイルスが死滅したのかしっくいに吸着されてしまったのかは立証できませんが不活化してウイルスの感染力が低減されることは間違いのない事実という結果がこの度確認できました。
今回の検査で使用されたウイルスの種類はA香港型(H3N2)ですが、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)もウイルスに対する効果(直接作用)は同じであるとウイルス学の研究者の間では常識と言われています。(BMSA習志野実験室)

漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の違いは?

漆喰と珪藻土はどちらも自然素材で天然素材です。しかし、ここからが違うのです。

漆喰は主に石灰が主成分です。
石灰には自分で固まる力があり、水と混ぜて施工すると空気中の二酸化炭素と反応し、長い時間をかけ元の石灰石に戻っていきます。なので、化学糊などの余分な物は必要ありません。

逆に、珪藻土は自分で固まる力を持っていません。
乾くとまた土の状態に戻ります。 しかし販売されている『珪藻土建材』は壁に塗ると固まっていきます。
なぜ固まるのかというと、色々な接着剤や防カビ材を混ぜ固めているからなのです。ちなみに、接着剤の寿命は20年~30年といわれております。
その”接着剤”に天然素材ののり(海草のりなど)を使うことができればいいのですが、多くの会社では合成の接着剤(化学物質)を使用しています。
また、防カビ材などの配合物質がシックハウスの原因になる可能性もあるので『健康を考えた家作り』にはならないのです。

素人でも塗れる漆喰?

良いことだらけの漆喰ですが、問題はコストですね。材料費に加えて”二度塗り”という職人の手間作業もあり、思わぬ費用がかかるものです。
しかし弊社で使用しているオリジナルしっくいは、特別な配合で“一度塗り”で仕上られるように改良。材料費は少しかさみますが、手間を減らすことで結果的にコスト削減に成功しました。
また、弊社では「自分で塗ってみたい!」と実際にお施主様ご自身で塗られる方も少なくありません。コストも多少削減できますし、なにより家造りの思い出になります。
口に入れても大丈夫なほど安全な素材ですので、お子様も気兼ねなく楽しく作業できます。ご希望がありましたら担当スタッフまで是非お申し出下さいませ。

テクスチャーも色もあなた次第

施工例 ~漆喰の家~

よくある質問

Q:漆喰って結露したり、カビや汚れが付きやすそうなのですが心配ないですか?

A:漆喰は高い調湿性能に優れ、結露がほとんど発生しなく、また強アルカリ性のため、カビの心配もありません。
更にビニールクロスと違い、静電気が発生しなく、ホコリや汚れがほとんど付着しませんので家電製品の裏もほこりがたまりませんし、黒くなりません。


Q:漆喰の工事期間は何日間かかりますか?

A:通常、一部屋あたり一日です。ただし、乾燥するまで数日間は壁に触らないで下さい。


Q:しっくいの壁って湿度が高くて壁に水滴とかはつかないのでしょうか?

A: 水滴の問題は主に断熱性能の問題で起こる結露のことと思いますが、これは外気温、室内気温、室内湿度と断熱性能などとの関係で発生する条件が決まります。
もし建物の構造と断熱性能が同じでしっくい仕上げとビニールクロス仕上げを比べた場合、仕上げがビニールクロスなどの場合露点温度に達した場合すぐに水滴が現れますがしっくい仕上げの場合この水分をある程度保湿し、表面に水滴が発生するのをずいぶん抑えてくれます。
当然保水能力を超えた場合は水が滴ってきます。室内で、加湿器を多用した場合はその可能性があります。


Q:壁が汚れた場合のメンテナンス方法はどうすればいいですか?

A:ちょっとした汚れはカッターナイフやサンドペーパーなどで表面を削ってしまえば消えてしまいます。
例えば、お子さんがマジックなどで落書きした場合はも同様に処置すれば問題ございません。
また、全体的に汚れた場合は薄めたしっくいをローラーなどで塗れば綺麗にできます。
メンテナンスの費用は、労力を別にすれば、材料費は安いと思います。業者にたのむとなるとそれなりにはかかると思います。
私どものお客様は、そのあたりをご理解していただき、ご自身で手入れをされておられます。つまりお手入れがいのある家ということでしょうか。新建材の仕上ははじめはきれいですが、汚くなると見るも無残ですが私どもの素材は年数を経るとそれなりになじんでくるよさがあります。


Q:外壁も内壁もしっくい塗りなんですか?

A:両方しっくい塗りです。しかし、しっくいに混ぜるものを少し替えています。外壁には撥水効果のある天然成分のものをまぜて塗ります。


Q:漆喰に色はつけられるんですか?

A:当社の実績写真集を見ていただくとカラフルな建物がありますが、これはしっくいにベンガラという色粉を混ぜて塗ったものです。
ベンガラは酸化第二鉄からできていて、銅や鉄などの金属を精製する途中でできるものです。
昔からベンガラは神社の鳥居や寺の柱などに塗られてきました。しっくいにそれを混ぜることによってカラフルな表情を作ることができます。
色をつける方法はいろいろあるのですが、濃い色にしますとまず、同じ色を再現する事は不可能です。そして、何年か後の補修の際に色をあわせらないというデメリットもあります。
漆喰はそのときの温度や混ぜ方によって同じ配合でも出来上がりは違ってしまいますし、漆喰の上に塗ると同じ漆喰でも質感が違ってしまう為です。
ですので、濃い色を選択された場合は次のことを覚悟しなければなりません。

  • 色むらが出る。(はじめはなくても後で出てきます)
  • 補修をするとその場所がすぐにわかる。
  • 混ぜるものにもよりますが、標準のものよりコストアップになります。
  • 雨があたる部分などは濡れると濃い色になる。

Q:室内の漆喰壁と柱の間に隙間ができますが大丈夫ですか?

A:しっくいと木材の間にはほとんど必ずといっていいほど隙間ができます。それは無垢の木材が縮んだことによるもので、決して欠陥ではありません。
隙間風が入ったり、壁全体が剥がれ落ちたりする事はありません。またこの隙間から室内の浮遊した汚染空気が入り込み、壁内の炭化コルクへ流入し、吸着するための早道にもなります。
この隙間が気になるという方はしっくいの粉とフエキ糊を混ぜて隙間を埋めてあげる方法があります。


Q:しっくい壁と建具の枠の隙間はどれくらい開きますか?また隙間風が入ってきたりしませんか?

A:0mm~3mmくらい開く可能性がありますが、構造上、機能上に支障はありません。また、隙間風は入ってきません。


Q:しっくいに汚れがついた場合は、どうすれば良いですか?

A:局所的に汚れが付着した場合はサンドペーパーで少しこすると落ちます。壁全体に汚れが気になる場合はしっくいの粉と水を混ぜ、ローラーでペンキを塗る要領で表面をリフォームします。


Q:ぽろぽろ剥がれ落ちるようなことはないですか?

A:しっくいは聚楽(ジュラク)や土壁の仕上げのようなものとは違い表面がぽろぽろはがれるようなことはありません。
しかし、完全に硬化するまでの1年くらいは、表面の若干の粉が落ちたりして、巾木の上に貯まったりします。服がこすれた場合、その粉がつくことがありますが払えば簡単に落ちます。
それらの擦れ落ちるしっくいが気になるのであれば、フエキ糊を塗布すれば擦れても落ちなくなります。

珪藻土と漆喰を混同されるお客様が多いのですが、珪藻土はそれ自身で硬化することができないので「つなぎ」成分が必要で、そのつなぎ成分の効き目がなくなるとボロボロになります。
それに対して、漆喰はセメントと同じように水を混ぜるとそれ自身で硬化でき、最終的な漆喰の成分は炭酸カルシウムを目指し徐々に酸化していきます。
その過程を経るにしたがってどんどん堅くなります。RC造の場合は特にこの漆喰の保護膜の恩恵を受けます。

むき出しのコンクリートでよくされている撥水剤を塗っているところが多いのですが、これはコンクリートの汚れを防ぐためと、酸性雨の影響を受けやすいコンクリート(漆喰同様にアルカリ性)を保護するためです。

メンテナンスの際、上塗りできる漆喰は構造材であるコンクリートの腐食を防ぐのに機能を発揮します。撥水材を塗るだけ仕上げのRC造でしたら1年に一度は塗り直さないと美観を損ないがちなのですが、漆喰仕上げの場合はもっと長い期間そのままで大丈夫です。

外壁の塗り直し期間については下記のQ&Aをご参照下さい。漆喰を上塗りすることで表面の膜の保護と美観の維持と両方を行えるので非常に無駄がありません。調湿効果もあるのでコンクリートむき出し住宅にありがちな結露は通常より容易に防げます。


Q:外壁しっくいの雨に対する処置はされていますか?

A:外壁のしっくいは内壁に塗るものに柿渋を撥水のため混入いたします。
ただし、コンクリートの表面には防水材は一切塗布いたしませんし、木造の場合は透湿防水紙を使用いたします。
ですので、内部、外部が雨水のような大きい粒子は入りませんが、水分子は行き来しますので壁の中に絶えず湿気かこもるようなことはありません。
また、サッシ廻りもYKKAPと共同特許を取得した専用のアルミ水切りを標準仕様としておりますのでご安心いただいております。ちなみに柿渋は昔、番傘の表面に防水の意味で塗っていました。


Q:外壁の塗替えは何年が目安ですか?

A:形状、地域によって異なります。入居者の感性についても違う為、一概には言えません。
ちなみに姫路城の大改修では約50年に一度塗り替えすると言われています。

関連記事


タイトルとURLをコピーしました